鳥海山|鉾立からサンセットバックカントリーへ(5/2・5/3レポート)

スノーボード

今回、5月2日・3日の2日間、鳥海山へバックカントリーに行ってきました。 今回は 鉾立(ほこだて)方面から登って、サンセットを狙うという春の鳥海山ならではのプラン。

ただ、この日は朝から ガスと強い風。 「本当に夕日までに抜けるのか…?」と迷うほどのコンディション。 それでも天気予報では夕方にかけて回復傾向。 予報を信じて登り始めることにしました。

駐車場とアクセス|サンセット狙いは“泊まり必須”

今回車を停めたのは、 大平山荘〜鉾立山荘の間にある路肩の駐車スペース。

  • 車を停めるラインがしっかり引かれていて分かりやすい
  • サンセット狙いの人が多く、夕方でも車が多い
  • 車中泊の人もかなりいた

そして、ここで絶対に知っておくべきなのが 鳥海ブルーラインの通行規制

🔒 鳥海ブルーラインは

17:00〜翌8:00までゲート封鎖。

つまり…

👉 サンセットを狙う人は

車中泊 or 鉾立山荘泊が必須。

夕日を見て滑ったあとに下山しても、 ゲートが閉まっていて外に出られない。

このルールを知らずに来ると本当に困るので、 サンセット狙いの人は必ず覚えておきたいポイント。

車中泊をするポイントは鉾立山荘の駐車場がオススメです。トイレがあって、広い。ちなみに、私たちが行ったときも、ほとんどの人が、鉾立山荘の駐車場で車中泊していました。

鉾立から登り始める|ガスと風の中のアプローチ

登りはじめの時間は、13時前ぐらい。今回、登攀ギアとして、使ったのが、Verts(バーツ)です。
つま先が蹴りこめて、直登ができるので、春雪にはとても使いやすいと感じました。重さも、アイゼンやスノーシューより軽いのがメリットだと思います。

鉾立からの登りは、序盤からガスが濃く、視界が悪い時間が続く。 風も強く、身体が持っていかれるような瞬間もあった。

鳥海山は標高が高く、風が抜けやすい地形なので、 「ガス+風」 の組み合わせは珍しくない。 ただ、この日は特に強く、登りながら何度も「今日は無理かもな…」という気持ちがよぎった。

それでも、 “夕方に晴れる” という予報を信じて、ペースを落としながらゆっくり高度を上げていく。

笙ヶ岳(しょうがだけ)手前で短い滑走

1時間半ぐらい登ったところで、夕日まではまだ時間があったので、 笙ヶ岳の手前で、なるべく綺麗な面を探して少しだけ滑走。

雪は春らしいザラメで、板がよく走る。 ガスの切れ間を狙いながら、短いラインを何本か楽しんだ。

周りにもサンセット狙いの人が多く、 それぞれが自分のラインを探しながら、春の鳥海山を楽しんでいた。

夕方、ガスが抜け始める|予報を信じてよかった瞬間

夕方が近づくにつれて、 ガスが少しずつ薄くなり、風も弱まり始める。

「これは…いけるかもしれない」 そんな期待が膨らむ。

そして、太陽が傾き始めたタイミングで、 一気にガスが抜けて視界が開けた。

目の前に広がるのは、 オレンジ色に染まる鳥海山の斜面。 海側に沈む夕日が、雪面を黄金色に照らしていく。

この瞬間のために登ってきたんだと思えるほどの景色だった。

サンセット滑走|鳥海山ならではの特別な時間

夕日に向かってドロップ、 サンセット滑走を開始。

雪はザラメでよく走り、 光の角度が変わることで雪面の凹凸が見やすくなる。 夕日と雪面のコントラストが美しく、 一本一本のターンが特別なものに感じられた。

鳥海山のサンセットは、 「滑る」というより “自然の中に溶け込む” そんな感覚に近い。

この時間帯の鳥海山は、本当に唯一無二。

安全面で気づいたこと

今回の2日間で感じた注意点は以下の通り。

  • ガスと風の組み合わせは判断が難しい
  • 鳥海山は広大で、視界が悪いと方向を見失いやすい
  • サンセット狙いは下山時間が遅くなる
  • ヘッドランプは絶対に忘れないこと
    • 今回は使わなかったが、暗くなったら必須
  • 車中泊の準備と食料は多めに
  • 夕方は雪が緩みすぎる場所もある
  • 広い斜面は気持ちよくてスピードが出すぎることもある
  • ブルーライン封鎖の時間を必ず確認する

特に、 「ブルーライン封鎖 × サンセット」 この組み合わせは、行動計画を間違えると危険。

まとめ

5月2日・3日の鳥海山バックカントリーは、 ガスと風で不安なスタート → 予報通りの回復 → サンセット滑走 という、ドラマのような展開の2日間でした。

笙ヶ岳手前での短い滑走も楽しかったし、 夕日に染まる斜面を滑る時間は、まさに鳥海山ならでは。

そして、 ブルーライン封鎖のための車中泊・ヘッドランプ・食料準備 これらはサンセット狙いの必須条件。

自然の厳しさと美しさをどちらも感じられる、 忘れられないバックカントリーになりました。

自然の中で、遊べるように。

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