【2023年最新情報】秋の日帰り立山バックカントリーに必要なこと

2023年11月25日、秋の日帰り立山バックカントリーに行ってきました。この記事では、2023年11月25日の立山の積雪情報、コース・天気の様子、当日の行動計画などをお伝えします。秋の立山バックカントリーの具体的な情報に加えて、日帰りで挑戦する場合の行動計画、道具、準備などもお伝えしていきます。この記事を最後まで読めば、立山バックカントリーの様子をより具体的にイメージできるようになりますので、次回の計画の参考にしていただけると嬉しいです。

立山バックカントリーのは11月下旬

11月の限られた10日間ほどの間に山を滑ることができる秋の立山バックカントリー。数年前から行ってみたくて、いつもお世話になっているガイドさんに前々から連れて行って欲しいと頼んでいました。当初は11月24日を予定していましたが、24日は強い冬型の気圧配置となり、山の上は大荒れの予報。25日の午前中には天気が回復する見込みで正午からは晴れ間が見えそうな予報だったため、日程を25日の日帰り計画に変更しました。

立山黒部アルペンルート

そもそも立山バックカントリーとはどういうものか。知らない人もいると思うので、説明を記載します。ご存知の方はスキップしてください。

立山は北アルプスの北部にある山で、主峰の雄山(標高3003m)、大汝山(3,015 m)、富士ノ折立(2,999 m)の三つの峰を総称して立山三山といいます。富山県の最高峰です。立山へのアクセスはいくつかありますが、一般的には立山黒部アルペンルートを使います。秋の立山バックカントリーといったらほとんどの方が、この方法でアクセスするはずです。

立山黒部アルペンルートとは、標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを富山から長野まで貫く山岳観光ルートです。富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで複数の乗り物によってつながっています。そのルートの中間、標高2450m地点に位置するのが「室堂」と呼ばれる場所で、ここから立山の山々へアクセスすることになります。立山でスノーボードをするためには、まずはいくつもの乗り物を乗り継いで「室堂」まで行く必要があります。室堂までの移動が一番大変かもしれません。

NO区間乗り物所要時間
1扇沢→黒部ダム電気バス16分
2黒部ダム→黒部湖徒歩15分
3黒部湖→黒部平ケーブルカー5分
4黒部平→大観峰ロープウェイ7分
5大観峰→室堂トロリーバス10分
扇沢から室堂までのアクセスと所要時間

料金は扇沢室堂の往復で、12,300円/人です。扇沢からの始発は8:30、室堂の最終は15:30。日帰りの場合は、最終バスの時間が計画に大きく影響しますので、この時間はとても重要です。

チケットは当日購入もできますが、Webチケットが前日15時まで購入可能ですので、できれば事前購入をおすすめします。当日はチケット購入にも行列ができますし、もしも8:30のバスを逃すと、行動時間が少なくなってしますからです。

当日のスケジュールとコンディション

7:30 扇沢に到着(無料駐車場に駐車)
8:00 準備を済ませて扇沢駅へ
8:10 Webチケットを発券
8:30 扇沢にて電気バス乗車
10:20 室堂着
11:00 室堂山荘方面にハイクアップ開始
11:30 1本目ドロップイン
12:00 ハイクアップ開始
13:30 2本目ドロップイン
14:00 室堂に向かってハイクアップ開始
15:00 室堂着
15:15 トロリーバス乗車
16:15 扇沢着

日帰りだったため2本のみの滑走となりましたが、この2本が素晴らしく、記憶に残っています。たったの2本と思われるかもしれませんが、それを上回るほどの素晴らしいコンディションで、深くココロに刻まれる2本でした。

当日は嵐のあとの晴天。絶好のバックカントリー日和でした。体感気温はマイナス20度近い予報だっただけあり、気温は上がらず雪は良い状態を保っていました。一方、太陽の光が暖かく、ハイクの時はファーストレイヤーとミッドレイヤーのみで歩いて少し汗ばむくらいの体感でした。青い空に降り積もったサラサラのパウダースノー。ただ、ここにいられるだけで、歩いているだけで幸せ。と感じながら歩いていたけれど、いざドロップインするともっと最高で幸せでした。

ところどころ雪崩のあとも見られたし、数日前にも少し大きな雪崩が発生していました。雪崩への細心の注意が必要です。滑走面は、思ったより岩は出ていませんでしたが、それでもまだまだ岩の露出があるので、新しい滑走道具は避けたほうが無難かもしれません。

まとめ

11月の日帰り立山バックカントリーの1日の流れをお届けしました。日帰りの場合はバスの時刻の都合で行動時間が短くなるので、できるだけ事前にWebチケットを購入したり、移動の動線を予習したりして効率的な行動を心がけるとよいということ、雪が積もっていても、岩の露出はあるため、滑走用具は気をつけて選ぶことなどのポイントをお伝えしました。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

バックカントリーは詳しい専門のガイドさんと一緒に行くほうが、安全面でも安心ですし、良い面を滑ることができます。ぜひガイドさんも探してみてください。

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