武尊山に川場谷野営所から登ろうと思って考えてる方、どんな場所で何を持っていけばいいのか迷っている方へ
2025年6月中旬に私が登山で持って行った荷物、登ったルート状況をお伝えします。
この記事を読んで、武尊山に川場谷野営所から登ろうと考えてる方の参考になればと思います。
車を停める場所
沼田ICから約18km、だいたい30分ぐらいの川場谷野営所という場所に車をとめていきました。
公道から入っていく道は、舗装されておらず、オフロードな感じでした。かと言って、4駆で車高が高くないと行けないかというと、そうではありません。2駆の普通車でもゆっくり進んでいけば行けると思います。
トイレはあります。しかし、なかなか山のトイレって感じでした。気にする人は、沼田IC降りてからコンビニで済ませておいた方がいいかもしれません。
今回のルートは、川場谷野営所~不動岩~武尊山~天狗尾根
参考コースタイム 川場谷野営所~不動岩(3時間30分)~前武尊~(2時間)~武尊山~(1時間40分)~前武尊~天狗尾根(2時間)~川場谷野営所
今回、不動岩経由のコースを登ったことがなかったので、このコースを選びました。だいぶハードなコースと聞いていたので、気合い入れて行きました。
服装、装備は
服装について
歩き始めから、夏山ハイシーズンの恰好でいきました。防寒着、合羽はザックに入れて持っていきます。
あと装備としては、アイゼンとポールを持っていきました。しかし、使いませんでした。
それから、今回、重宝したのが虫よけネットです。
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私は、登ってる最中に、呼吸が苦しくなってくると深呼吸をしたくなります。しかし、小さい虫が大量に舞っていると、上手くできない時があります。そんなときにこれがあると、ストレスなく息を整えて登ることに集中できます。
不動岩までが、想像以上に急登だった!
最初は、斜度の緩い森の中を進んで行きます。すると天狗尾根との分岐に出ました。そこから、不動岩の方に進んで行きます。すると、いきなり登山道が荒れ始めました。踏み跡があまりない状態です。
進んでいくと、大きい段差の急登が出てきます。両手で木の根などを掴みながら、登っていきます。
ただひたすらに、同じような土の急登を登っていきます。無心で登っていきます。ここで体力と気力をかなり使いました。やっと、尾根の辺りに出ました。風が心地よく、少し水分補給をしました。
不動岩まで、岩場
尾根から、大きい岩が見えました。不動岩です。そこを目指して進んでいきます。
すると、岩が増えてきました。そして、鎖場が始まりました。慎重に足場を探しながら進んでいきます。ここの岩の特徴か、壁に丸い岩がポコポコ出っ張っている感じで、その出っ張り具合も比較的小さいものが多かったです。なので、足を乗せる場所や、手をひっかける場所を探すのが大変でした。
最初の方は、なんとか進めたのですが、不動岩の直下を巻くポイントの鎖場が苦戦しました。鎖が2ルートに分かれています。縦に直登と横にトラバースしてからの直登です。どちらも高度があります。特に横にトラバースしてからの直登の鎖は、ほぼ垂直の岩に鎖がかかっている状態です。しかも、その岩には、さっき話した小さい出っ張りがところどころあるだけです。私は直登の方を選びました。こちらの方が、足場も比較的あって、高度感もそんなになさそうだったからです。
不動岩から、岩場
直登を登って、少しホッとしたのも束の間です。今度は、鎖場の下りです。難しかったです。鎖はしっかりしているのですが、足場や手を置く位置がなかなか見つからず、あっても小さくて、手や足が置きにくかったです。
鎖をしっかり握り、落ちないように集中していきました。
鎖を使って下りきったら、あとは、少し荒れた登山になります。
前武尊に到着
進んでいくと、日本武尊の像が現れます。前武尊です。立派な像です。ここで、休憩をとりました。
休憩を終えて、進んでいきます。比較的、斜度が緩くなりました。ところどころ、硬い草が倒れている場所があります。そこが滑りやすく、片斜面になっているとこにあると滑って滑落しそうになるので、丁寧に足を置いて滑らないか確認しながら進みます。ちなみに、滑落といっても、ここでは高度感はなく、滑って少し落ちるぐらいな感じです。
剣ヶ峰、家の串
進んでいくと、大きな壁が現れます。剣ヶ峰です。ここは巻道を通っていきます。そして、そこから少し岩のヤセ尾根が通っていきます。足場はしっかりしてるので、バランスを取りながら慎重に進んで行きます。すると、家の串に着きました。さらに進んで行くと中ノ岳分岐に出ます。ここは武尊牧場への分岐にもなります。
この分岐を山頂に向かって進みます。
水場は枯れそう。。。雪!?
山頂に向けて、尾根の南斜面をトラバースしていきます(登山道)。すると水場ば出てきます。ここはチョロチョロでてましたが、今にも枯れそうでした。水場を横目に進んでいきます。
すると、雪が現れました。何となく予想はしていて、アイゼンを持ってきてました。しかし、使いませんでした。雪はあったのですが、平らな場所にあるだけで滑落するような危険な個所はなかったからです。ただし、踏み抜きには注意です。私は5,6回踏み抜いてバランスを崩しました。
雪が終わると尾根まで、登山道を登って行きます。
再び、日本武尊の像そして山頂!
最後の急登を進んでいき、ふと見上げると日本武尊の像が立っていました。ここにも堂々と立っています。その横を通って登っていくと山頂です。
360°の展望になります。
この日は、残念ながら遠くまでは見れなかったですが、川場スキー場や剣ヶ峰、赤城山は見ることができました。そして、なにより、冬にバックカントリーで滑った斜面を見ることができました。
よかったです。
一つ、報告として、小さい虫が結構いました。持ち物でも書きましたが、改めて、これがあって安心感がすごいありました↓
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↑のいいところは、すごいコンパクトになることです。だから、スマートに使って、スマートに収納できます。
下りは天狗尾根
山頂の景色を見ながら休憩をし、体力が回復してきたら下って行きます。
下りは前武尊まで、来た道を戻ります。そこから、オグナスキー場方面に下って行きます。途中、ロープや鎖がかかっているとこがありました。高度感はあまりなく、ゆっくり降りれば大丈夫でした。少しぬかるんでるところがありました。滑らないように、手でバランスを取りながら降ります。
すると、スキー場のリフト降り場が見えてきました。ほどなくすると、天狗尾根への分岐になります。ここで、少し水分補給をしました。この日は、日差しが強く、暑い感じでした。あと少しで駐車場です。
ぜひ参考に
今回、2025年6月中旬に武尊山を登った状況を書きました。天候によって常に状況は変化すると思います。総括すると、雪渓が少しある、虫が多い、日差しが暑い、などです。この時期に登る方の参考になれば嬉しいです。
自然の中で遊べるように