谷川岳に登ろうと思って考えてる方、どんな場所で何を持っていけばいいのか迷っている方へ
2025年6月上旬に私が登山で持って行った荷物、登ったルート状況をお伝えします。
この記事を読んで、谷川岳に登ろうと考えてる方の参考になればと思います。
車を停める場所
関越道水上ICから約14km、だいたい30分ぐらいの谷川岳インフォメーションセンターの駐車場に停めました。こちら、今年から有料の駐車場になっていました。24時間200円でした。
今回のルートは、西黒尾根~谷川岳~天神尾根~田尻尾根
参考コースタイム 駐車場~西黒尾根(4時間)~トマの耳、オキの耳(谷川岳)~天神尾根分岐(2時間)~田尻尾根(1時間30分)~駐車場
駐車場から登山口までは車道を歩きます。ロープウェイ乗場を横目に見ながら進んで行きます。すると西黒尾根の登山口に着きます。ここから本格的な登山道です。
服装、装備は
服装について
歩き始めは、少し肌寒いかなという感じでした。駐車場からシェルを着て歩き出しましたが、すぐに暑くなりました。登山口入り口でシェル脱ぎ、私は半袖で登って行きました。
あと装備としては、今回、アイゼンとポールを持っていきました。
日本三大急登、西黒尾根
スタートは4時出発でした。ヘッドランプスタートです。最初からいきなりの急登です。しかも、段差が大きいので、一歩一歩体力を使ってしまいます。なるべく体力を使わないように、ゆっくり一定のペースで進んで行きます。
最初は、樹林帯を歩きます。この時間だと比較的、気温が高くなく涼しい感じでした。しかし、斜度が急なだけあってすぐに暑くなりシェルを脱ぎました。虫はそこまで気にならなかったです。以前、この時期ぐらいにブヨに多数の個所を刺されて大変だった経験があるからです。
進んでいくと、鉄塔がありました。標高を上げるにつれて、岩が多くなってきました。段差の大きい急登を無心で登って行きます。最近、思うのが、登っている時に、まだかなぁとか、あとどのくらいかなぁって思うと精神的に辛くなってくると感じてきました。なので、無心で登ることを心がけています。
すると、視界が開けて尾根にでました。風が程よく吹いていて気持ちよかったです。
そこからの景色は、水墨画のようで見とれてしまいました。
岩場、岩場、岩場
尾根に出て進んでいくと、鎖がついている岩場が連続して現れます。ステップを探しながら、三点支持を意識しながら、登って行きます。足場は探せばあるので、丁寧に登るのを意識します。どうしても、足場が見えない、届かないという場合は鎖をしっかり持って登ります。
岩場を登って、尾根をトラバースして進んで行きます。登山道のマーキングはしっかりと付いていました。一回だけ、マーキング見失ってしまいました。道が違うと気付いたきっかけは、進む先にマーキングがなかった事、人が通った形跡が薄かった事です。しかし、基本的に進む先にはしっかしとマーキングがしていあるので、落ち着いて周りを見ていれば大丈夫だと思います。
雪、雪渓、アイゼンがあった方がいい!
段々と山頂に近づいてきました。すると、目の前に雪渓が現れました。
アイゼンを付けようかと思ったのですが、今まで登っている人達の足跡がしっかりと付いていて、階段みたいになっていました。それにそんなに長い距離の雪渓ではなかったのでなので、そのまま登って行きました。
雪渓を登り切ると、もう山頂はすぐそこです。
トマノ耳、次にオキノ耳 山頂!
谷川岳は双二峰です。最初にトマノ耳が出てきます。そこから約10分ぐらいでオキノ耳です。
トマノ耳からオキノ耳までは時間だと近いのですが、一回下ってまた登り返すので、体感時間は長く感じました。
そして、オキノ耳に到着。風が少し強くなってきたので、シェルを着て、行動食を食べつつ景色を見ながら休憩をしました。
到着は7時ぐらい、山頂は誰もいませんでした。
下り雪渓、やっぱり、アイゼンあった方がいい
下って行きます。山頂から、小屋までは登山道を降りて行きます。小屋から先に雪渓が見えたので小屋のベンチで今度はアイゼンを付けることにしました。それから、ポールを出して下りはじめました。
脛ぐらいのところにロープが張ってありました。それから、多少、踏み跡がありました。基本ロープ沿いを降りていきます。途中から、斜度が急になってきました。ここまで来ると、やっぱりアイゼンがあると安心感が違います。おそらく、アイゼンなしだと滑落していたどろうと感じました。

それから、雪もまだ硬かったので、アイゼンがあってよかったと感じました。
時刻は7~8時ぐらいでした。
天神尾根から田尻尾根
雪渓が終わると、そのあとは雪を歩く場所はありませんでした。天神尾根を下っていきます。途中、鎖場がありました。しかし、足場がしっかりしているのでゆっくり足場を確認しながら行けば大丈夫でした。注意するのは、登ってくる人とのすれ違うタイミングです。
丁度、第1便のロープウェイで登ってくる人達がぞくぞくと来ました。基本、登りの人優先ですが、タイミングを見計らって声をかけて先に行かせてもらう場面が多々ありました。
そして、避難小屋を通り過ぎると田尻尾根の分岐が出てきます。そこから、田尻尾根を下りました。ここからは登ってくる人と会いませんでした。なので、道にクモの巣が多少ありました。といっても、登山道はしっかりしていました。
標高が下がってくると、気温が上がってきているのを感じました。だんだんと汗が噴き出てきます。すると沢の横を通る道にでました。そのまま沢沿いを歩いていくと、ところどころで、沢に降りれる場所があります。そこで、手と顔を洗いクールダウンをしました。雪解けの水のようで冷たく気持ちよかったです。
そうすると、じきに駐車場近くの公道にでました。
ぜひ参考に
今回、2025年6月上旬に谷川岳を登った状況を書きました。天候によって常に状況は変化すると思いますが、今年は雪が多かったせいか、雪渓がしっかりとありました。この時期に登る方の参考になれば嬉しいです。
自然の中で遊べるように