はじめに
群馬県にある武尊山は、岩場や鎖場が多く、登山者に人気の山です。今回は川場谷野営所から不動岩を経由し、天狗尾根へ下山するルートを歩いた体験をまとめました。これから武尊山に挑戦しようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
アクセスと駐車場
出発は沼田ICから。約18km、30分ほどで川場谷野営所に到着しました。道は未舗装ですが、普通車でもゆっくり進めば問題ありません。駐車場にはトイレがありますが、山のトイレらしい簡易的なものなので、気になる方はIC付近のコンビニで済ませておくと安心です。
登山ルートと参考コースタイム
今回歩いたルートは以下の通りです。
- 川場谷野営所 → 不動岩(約3時間30分)
- 不動岩 → 前武尊(約2時間)
- 前武尊 → 武尊山山頂(約1時間40分)
- 武尊山 → 前武尊 → 天狗尾根(約2時間)
- 天狗尾根 → 川場谷野営所
服装と装備
夏山シーズンの服装で登りましたが、防寒着と合羽はザックに入れて持参しました。アイゼンとポールも持っていきましたが、今回は使用せず。特に役立ったのは虫よけネットです。小さな虫が多く、呼吸がしづらい場面でもネットがあると快適に登れました。
持ち物リスト
- 夏山用ウェア(防寒着・合羽はザックに収納)
- アイゼン(今回は未使用)
- トレッキングポール(未使用)
- 虫よけネット(重宝した!)
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- 水分(スポーツドリンクなど)
登山道の様子
不動岩まで
序盤は森の中を進みますが、分岐を過ぎると急登が続きます。木の根を掴みながら登る場面もあり、体力を消耗しました。尾根に出ると風が心地よく、休憩ポイントになります。
不動岩の鎖場
不動岩直下では鎖場があり、直登とトラバースの2ルートがあります。私は直登を選びましたが、足場が小さく高度感もあり緊張しました。下りの鎖場も難しく、集中力が必要です。
前武尊から山頂へ
日本武尊の像が立つ前武尊で休憩。そこからは斜度が緩みますが、草が倒れて滑りやすい箇所があり注意が必要です。剣ヶ峰は巻道を通過し、ヤセ尾根を慎重に進みます。途中の水場は枯れかけており、水は持参した方が安心です。雪渓も残っていましたが、危険な場所はなくアイゼンは不要でした。
山頂
最後の急登を越えると再び日本武尊の像が現れ、その先が山頂です。標高2,158mからの展望は360°。川場スキー場や赤城山を望むことができました。
下山(天狗尾根)
下山は前武尊まで戻り、天狗尾根へ。ロープや鎖のある箇所もありましたが、高度感は少なく慎重に降りれば問題ありません。途中ぬかるみもあり、バランスを取りながら進みました。最後はスキー場のリフト降り場を経由して駐車場へ戻りました。
まとめ
- 不動岩の鎖場は難易度が高く、三点支持を徹底すること
- 虫が多いので虫よけネットはあって良かった
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- 水場は枯れやすいので水は持参すること
- 雪渓は残っているが危険度は低い、踏み抜きに注意
- 夏場は暑さ対策をしっかり行うこと
この時期の武尊山は、急登・鎖場・虫・雪渓と変化に富んだルートです。準備を整えて挑戦すれば、達成感のある登山が楽しめます。参考にしていただければ幸いです。
自然の中で、遊べるように

